GPR Rotary Drag Package

Part No: #23296

GPR Rotary Package をベースに開発された GPR Rotary Drag Package は、ロータリーエンジンを使用したドラッグレース向けの柔軟で拡張性の高いチューニングプラットフォームです。

このパッケージは、シンプルな自然吸気 13B から、 4 ステージの燃料噴射を備えたマルチスロットル・高過給の 4 ローター構成まで、 幅広いロータリーエンジンのドラッグレース仕様に対応します。

レース用途で一般的な補助機能を幅広く備えており、 アンチラグ、ドライバースイッチ(Pit、Launch、Boost Limit など)、ギアボックス制御、ノック制御、インタークーラスプレー、ローンチコントロール、ギアボックス冷却ポンプトラクションコントロール など、 競技車両で必要となる機能をカバーする。

ドラッグレース向けの主要機能

ドラッグレース特有の要求に対応するため、以下の機能が強化されています

  • Time‑based trims & compensations(時間軸補正)
  • 大型ターボのローンチ時ブースト構築の改善
  • トルクコンバーター車両向けトラクションコントロール
  • “Two Step” Launch
  • Individual cylinder exhaust temperature fuel trim(気筒別排気温度燃料トリム)
  • サスペンション位置の 1000Hz ロギング対応

GPR Rotary Drag Package は以下の M1 Port Injection ECU に対応

  • M130
  • M150
  • M170
  • M190
■機能

Rotary Drag専用の追加機能

  • Auxiliary 出力に対する追加の車速条件およびレースタイム条件。
  • Auxiliary 出力の燃料トリムおよび点火トリム。
  • ブーストサーボシステム
    • サーボモーターでウェイストゲートを制御
    • 追加スロットルサーボでコンプレッサーからブーストエアを逃がすことも可能
    • コンプレッサーサージ防止、ブローオフバルブ代替、高応答ブースト制御に使用
  • ローンチ条件用クラッチ位置しきい値
    • ドラッグ車両のクラッチ “バイトポイント” をスイッチで更新可能
  • 高チューニングロータリー向けのタイミング解像度向上。
  • ドラッグレースに重要なセンサーおよび計算解像度の向上。
  • 各ローターの排気温度に基づく個別燃料トリム。
  • 一次/二次/三次/四次インジェクター Duty Cycle に対する警告(回転数/スロットル制限付き)。
  • AT(オートマ)車両向けのギア検出およびコンバータースリップ監視をサポート。
  • ギア出力軸速度に基づく燃料/点火トリム、スロットル/ブースト制限。
  • 点火時期変更によるエンジントルクのクルーズドループ制御
    • トラクションコントロール/ローンチコントロールで使用
    • 点火カットではなく点火時期で制御するため、大型ターボのラグを低減
  • ローンチコントロールの改善
    • より多くの車両構成に対応
    • 高速ブースト構築
    • マルチステップステージング
    • ニトロス統合
    • トラクションコントロール統合
  • ニトロス制御の改善
    • ボトル圧警告
    • ローンチ中/ローンチ後の追加条件
  • レースタイムトリガー戦略の改善
    • より柔軟な設定
    • フォールススタート検出とリセット
    • トラクションコントロールと統合し加速度制限を実現
  • トラクションコントロールの改善
    • 点火時期制御を使用
    • AT 車両向けにホイールスピード/エンジンスピードベースのリミット
  • シフトライト出力。
  • 追加センサー入力
    • サスペンション位置 ×4(1000Hz ログ、Level 3 ログ時)
    • トランスミッション温度 ×2
    • トランスミッション圧力 ×2
    • タイヤ圧 ×4
    • タイヤ温度 ×4
    • ウイリーバー圧 ×2
  • トランスミッションブレーキ制御(改良された “bump” 機能)
    • パルス/PWM モード
    • 完璧なステージングを実現
  • 車速ベースの燃料/点火トリム、スロットル制限。
  • 車速推定計算
    • ホイールスピード、GPS スピード、ローンチ後の時間ベース速度を統合
    • 車両構成に応じて複数の推定モードを選択可能
  • CO2 スタイルのデュアルソレノイド+圧力フィードバックによるウェイストゲート圧制御。
  • 速度に応じたタイヤ成長のライブ補正。

Rotaryの専用機能

  • 1〜4 ローターのポート噴射ロータリーエンジンに対応。
  • 一般的なロータリーエンジン向けの設定可能なエンジン同期モード。
  • 各ローターのリーディング/トレーリング点火出力を設定可能
    • トレーリング点火はリーディング点火からの角度(スプリット角)または TDC 指定が可能
  • 各ローターのオンボードノック検出
    • 最大 2 ノックセンサー
    • 4 種類のセンタ周波数を選択可能
  • 各ローターあたり最大 8 インジェクター(4 ステージ)制御
    • 各インジェクターの燃料寄与率をユーザー定義テーブルで設定可能
  • クーラント温度/エンジンオイル温度補正
    • 回転数制限、点火時期、燃料量、ブースト制限に適用
  • Mazda RX-8 の SSV(Sequential Shutter Valve)制御をサポート(燃料噴射と統合)。
  • Mazda ロータリーの VFAD/VDI/APV 吸気バルブ制御をサポート。
  • SSV/VFAD/VDI/APV の位置フィードバックによる診断チェック。
  • SSV/VFAD/VDI/APV の状態に応じたエンジン効率テーブル補正。
  • ステッパーモーター式 Metering Oil Pump(MOP)制御
    • 診断機能と警告システムを備え、故障検出に対応
  • Mazda ロータリー向けの 3 リレー構成によるデュアルスピード冷却ファン制御。
  • Mazda RX-8 CAN 統合
    • パワステ、AT、ABS の動作を ECU 側で統合
    • CAN 経由で以下のデータを受信:
      • ホイールスピード
      • ステアリング角
      • 燃料タンクレベル
      • タイヤ空気圧モニタリング
      • パーキングブレーキ状態

汎用機能

  • クルーズドループラムダ制御をサポート(Bosch LSU4.9:LTC、NTK:LTCN)。
  • 排気量、燃料特性、インジェクター特性などの物理設定により、チューニング前のエンジン始動を簡素化。
  • エンジン効率マップによる迅速なチューニング。
  • 吸気マニホールド圧力/温度に基づく負荷モデリング(個別スロットル時は TP)。
  • デフポンプ出力(ユーザー定義のデフ温度制御)。
  • トランスミッションポンプ出力(ユーザー定義のトランスミッション温度制御)。
  • トラクションコントロール(Aim Main、Aim Compensation、Control Range)。
  • 車速測定(ホイールスピード、推定、GPS)。
  • 車速制限制御(DBW スロットルベース、ピットスピード対応)。
  • 警告システム(ライト/CAN)。
  • Auxiliary Time(点火補正、燃料量トリム、燃料混合目標)。
  • 順次噴射/バッチ噴射をサポート。
  • GPS 取得/ログ(CAN/RS232)。
  • 4 つの補助 PWM 出力
    • Duty(回転数+スロットル/マニ圧)
    • 作動条件(マニ圧/スロットル位置)
    • Aux Output 1:点火補正、燃料量トリム、燃料混合目標
  • 追加センサー入力(ピン/CAN)
    • Airbox Mass Flow/Pressure/Temp
    • Ambient Pressure/Temp
    • Boost Pressure
    • Brake Pressure F/R、Brake Switch
    • Clutch Pressure/Position、Clutch Switch
    • Coolant Pressure/Temp
    • Differential Temp
    • Engine Oil Pressure/Temp
    • Crankcase Pressure
    • Exhaust Pressure B1/B2
    • EGT(Collector/Bank 1/2/1〜4 ローター)
    • Lambda(Collector/Bank 1/2/1〜4 ローター)
    • Fuel Pressure/Temp
    • Fuel Tank Level
    • Gear Position/Gear Lever Force/Gear Neutral/Gear Shift Request
    • Inlet Manifold Flap ×2、Runner Position
    • Intercooler Temp
    • Steering Angle/Pressure
    • Transmission Pressure/Temp
    • Turbo Speed/Turbo Inlet/Outlet Temp/Wastegate Position
    • G-Force(前後/左右/上下)
    • Wheel Speed(前後左右、配線/CAN)
■対応エンジン

本製品は、ポート噴射の 1~4ローターのエンジンに対応しています。

Note 1:以下の条件を満たしていれば、すべてのバリエーションのエンジンを本製品で動作させることができます(純正状態・改造車両どちらも可)。

  • M1 が対応するエンジンスピードセンサー(REF/SYNC)を装着していること
  • 各スパークプラグが独立コイルで駆動されていること
  • 純正のツインシーケンシャルターボが装着されていないこと

純正状態のままでは M1 パッケージで動かせないエンジン

※シングルターボなら使用可能
※※メタリングポンプ制御が不要なら使用可能

■REF・SYNC のプリセットトリガーモード一覧
  • Crankshaft One Missing Tooth
  • Crankshaft Two Missing Teeth
  • Multi Tooth
  • Mazda RX8 – Mazda Renesis 13B-MSP